【コラム】来年の方針はNO MORE 自虐

来年の私個人の方針が決まった。
自虐的にならないことだ。控えめな姿勢は変わらないが、謙虚な態度は時として自虐的になる。
「私なんてまだまだ」なら謙虚だが「私なんて存在価値ありません」は自虐的だ。
以前、プレゼンの講習で東京のフリーアナウンサーと一緒になった時に言われたことがあった。
「自己紹介で自虐的になる必要はない」
そこで気づいたのは大阪の笑いの文化で、自分いじりというものがある。
有名なのはアインシュタインの稲田さん。
「もう、顔捨てたろうとおもってますねん。」とつかみで笑いを取るのが鉄板だ。
九州出身のヒロシさんも「ヒロシです・・・・。」という自虐のつかみだ。
こういうつかみは昔から笑いの文化として根付いている。
そう、自虐というのは笑いの文化である。

ある時、スタッフに言われた。
「もっと自分の価値を認識してください」

はじめは、”ムッ”としたが、その言葉をかみ砕くと気づいたことがある。
仕事モードの私は自虐を避けている。
初めての仕事でも、”できない”とは言わずに堂々としていた方がいい。
それはわかっている。

しかしプライベートモードになると、どうしても弱腰になって、出来てることも出来ていない不安がやってくる。確かに日本人は謙虚を良しとするが、出来ていることは出来ているという認識が大前提だ。それを忘れてしまうと、口だけの奴と言われてしまう。どうも、これを恐れるがあまり自虐でハードルを下げてしまう傾向がある。

それに気づいたのだ。遅いが。

なので、来年はNO MORE 自虐だ。

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