最近スタッフといろんな話をします。
そんな中で、影響された本についての話になって、私が答えたのは「論語」
貝塚茂樹先生の「論語」なんとまあ、私が生まれたときに書かれた本です。
歴史学者でもある貝塚先生の本なので、論語の時代背景まで丁寧に解釈をされている本です。私が読んだ論語の本の中で、最も身になった本という感想です。
論語と言えば、「子曰く、学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや。朋有り、遠方より来たる、亦た楽しからずや。人知らずして慍おらず、亦た君子ならずや。」が有名ですね。
ただ、私が大切にしている言葉は
子曰く、弟子入りては則ち孝、出でては則ち弟、謹みて信あり、汎く衆を愛して仁に親しみ、行いて余力有れば、則ち以て文を学べ。
なんですね。
解説すると
先生はこう言いました
若いうちは家の中では両親を大切にする気持ちを持ちなさい。家の外では名上の方々の言葉を良く聞きなさい。謙虚な気持ちで人を信用し、公平な気持ちで出会う人に思いやりを持ちなさい。これらを行った後に、また余裕があって初めて自分の為の勉学に勤しみなさい。
儒教らしい言葉ですが、結構、実践している言葉です。
諸先輩、いや、後輩や年下でも関係ありません。自分が出来ないことをやっている人には、色々なお願いを素直にしようと思っています。もちろん、自分の意見はしっかりと言いますが、聞くことが大切。でも、実はこれを実践するだけで学びになるものなんですよね。
スタッフからは、対等の立場でなく上下関係を求められますが、私にしてくれる心配りや配慮は、私自身も学びにつながっています。