
先日「能力のある人は忙しい」ということを仲間が言っていた。
それに対して「?」となっていたのは私。
具体性のない意見は返答のしようが無いからだ。
というのもの、能力というのは人それぞれなのだ。
例えば大リーグの大谷翔平選手は投げて良し、打って良しだが、それも一部の能力が秀でているというだけである。もしかしたら、別の能力は弱いかもしれない。料理が苦手かもしれないし、事務作業が苦手かもしれない。
それに近い言葉で「仕事が出来る人」というものがある、「あの人は仕事が出来ない」といった表現を耳にするが、これも今一つの表現と思っています。仕事の出来というものは人それぞれ求めているものが違う。納期を優先させるのか、クオリティを優先させるのか。はたまた、コストパフォーマンスを優先させるのか。それで出来は変わるのだ。
私の持論は。
人の能力が無いという人は、その人の能力が無く、人を使いこなせていないから。
仕事が出来ないという人は、仕事の出来を自分の基準でしか見れないので、世間が狭いから。
そう思う様にしている。
優れた人は、どんな環境でも最大限のパフォーマンスを発揮する。
自動車レース最高峰のF1は、トップチームは様々環境が整っていて優勝を狙えるが、下位チームはそのような環境を整えられないことが多く、入賞を狙う。
そういう発想を持ってしまうのは仕方ないのだが、能力が無いというのであれば、どんな能力が無いのか具体的に考え、その対策をすればいいし、仕事が出来ないというのであれば、どのような成果を期待するのかを考えなければいつまでたっても満足しないだろう。