機材に感謝です

今日はりんくうパピリオのピアノのメンテナンス。調律なんて大層なことはできません。
実はこのところ、悪戯らしきことがあって、ピアノが汚されているんです。

こんな感じ

よくわからんものが吹き付けられているんです。ラッカーでもないしペンキでもない。
でも、明らかにしみ込んでいる。以前は、ラッカー消しで対応したんですが、汚くなるので、先日調律に来ていただいたプリランテの寺島さんに相談し、コンパウンドを紹介してもらいました。

さそっく注文していたのですが、なかなか時間を取れなくて、この間フラットピアノに行くと・・・・・

また、汚されている・・・・・。

くやしいから、めちゃくちゃ磨いて磨いてここまでにしました。

割れ窓理論じゃないけど、汚れている、壊れているを放置すると、それが当たり前になって、施設や設備って駄目になっていくんですよね。それは昔ゲーセン屋にいたときに、ゴミが放置されていたら、その周りが汚れていって、たまり場になって、ゲーム機が壊れても放置して、それが広がっていくってのを見てきて、ひどい場合、従業員が腐っていくのを見ていたので。

精神論は嫌いですけど、整理整頓って自分が扱っている道具や施設への感謝と思っているんです。社会人になりたての時に、電算室(今でいうところの情報処理室)で、一番初めに叱られたのは「一番初めに機械を拭け」だったんです。そのあたりは意味あるのか?と今でも疑問に思っていますが・・・。音響をやるときはマイクのスポンジは毎回洗う。線は全部綺麗にまいておく。機械はなるべくケースに入れて保管をしておいて、気になったところで治せるものは治す。面倒でもなるべく全部の機材を使うように調整する。撮影ではカメラのメンテナンス(放置しすぎてこの間壊れた)

マイクをたたく人を音響が怒るのはよくあることですが、たしかに、その圧が電流に変わってアンプやスピーカーにダメージを与えることもNGですが、そもそも、「人の道具を気軽にたたく人は信用できない」というのが持論なんです。車を貸してもらって、暴走行為されたらだれでも嫌ですよね。叩くってどう考えても悪い事です。それを平気でやっていることがおかしい。アーティストでも叩く人はいるんですが、叩き方が優しい。雑な人は思いっきり叩く。それをしている人は「人の持ち物を大切にできない人」と思われても仕方ないということです。

とまあ、機械を大切にするという独り言でした。

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