【コラム】賄いの想い出

当社が運営に関わっているりんくうパピリオ。
これまでは夜に作業を行うことが多かったのだが、最近はお昼に合わせて作業を行っている。その理由はランチだ。テナントの居酒屋さんが昼間に行っているランチを楽しみにしている。ビジネス街ではよく見かける居酒屋の昼営業だが、地方では珍しい。私はこの昼ランチがとても好きだ。賄いぽくって、温かい。メニューは特別なことは無い、唐揚げ定食、ハンバーグ定食、豚の生姜焼き定食等、どこにでもある定食。料金は800円ほど。特別安くはない。でも、スケジュールを調整して食べたい。ホッとするからだ。

この日はキムチ焼きそば定食

昔、イベントプロデューサーをしていた時に、同居するテナントさんによく賄いを頂いた。その時もうれしく感謝していたのだが、今になって思ったら、認めてくれていたんだな~って思う。会社は個人のやり取りは禁止していたが、当時に私はお構いなしに飲みに行ったし、賄いもごちそうになった。会社対会社は社長に任せておけばいい、それよりも、現場は個人と個人が大切と思っていたので、信頼関係を築くのに必死だったと思う。最終的には、会社のことを考えている暇がなかっただけかもしれないが。

仕事をしていたら不安がつきものだ。
顧客を満足させているのだろうか?不手際がなかったのだろうか?その不安でいっぱいになる。今思い起こすと、イベントプロデューサーのころにいただいた賄いはその不安を解消するものだった。おなかを満たすことは心も満たすものかもしれない。

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