場当たりの話

イベントでやらないといけないことがある。場当たりだ。これを省略すると、マイクはハウリングを起こすし、話し手の声は拾わない。ケーブルが絡まるという様な悲惨なことになる。といっても、さほど難しいことはしない。リハーサルをすればいいだけ。

しかし、簡単なイベントだからと失敗することがある。

よくあるのは、司会者が然るべき場所で然るべきシチュエーションでリハーサルをしなかったが故のトラブル。気が付けば、司会者席がメインスピーカーの前に設営されていたり、司会者の声が小さい(素人さんにありがち)上にマスクとフェイスシールドを併用した為、音声が拾えないということもある。
その場合、マイクの設定を調整しないといけないのだが、スピーカーに近いとそれはできない。
しっかりリハーサルしなかったことが問題。その際は、セッティングは自分達でやるからと、オペレートのみのサポートだった。

あとは、主催者が表彰等の場所を決めていない場合、転換でバタバタすることもしばしば。実際に人の導線をシミュレートすれば問題ないのだが、そういうことも一切しないと、予期せぬ問題が発生する。酷い時は音響ブースの場所などが一切決まっていないということもある。

当日リハーサルをするのも大切だが、紙に手描きでレイアウトを書くことも必要。人の流れ、音声ケーブルの取り回し等を検討するのに非常に有効だ。どうしても、当日現場でないとわからないことは、「現場合わせ」として、当日真っ先にそれを解決する。

それらを意識するだけでトラブルは大幅に減るものだ。

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