エヴァンゲリオンのオープニングの様な動画がいい
というリクエストがあったので、改めてオープニングを考えてみた。
アニメファンなら誰もが知っているこのオープニングアニメーション。
とにかくテンポがいい。関心していても仕方ないので、なんでこんなにテンポがいいのかを分析しながら考えてみた。楽曲もいいのだがそれだけではない。楽曲がよくても音痴な演出は結構ある。
このオープニングは完璧に近いテンポという印象。気持ち悪いところはほとんどない。
カットのタイミングに秘密があると思っていたのだが、どのタイミングなのかが今一つ分からなかった。よくやる手はドラムラインかベースライン。この2つは鉄板なのだが、サビの部分以外は今一つしっくりこない。でも、曲には合っている。歌かと思ったがそれも違う。10回ほど聞いていて分かったことは、シンセパートでカット割りをしていることだった。つまり、伴奏でリズムを取っている。
そうすることで、コーラスを行う様な演出になり違和感がなくなる。
また、切り替えポイントも完璧なのだ。よくベースラインに合わせているつもりでも0.1カウントずれることが多くある。このわずかなタイミングでかなりの印象が変わってしまう。
コーラスとして切り替えるというのはVJを行う時に非常に役に立つ。VJといってもリアルタイムで行うのではなく、動画を作成するときに音楽にのせて編集する際の方針。複数の素材を同時に流してリアルタイムで切り替えて編集するのだ。
また、早い切り替えの際に静止画を多用することも特徴的だ。
早い切り替えを行うことで、静止画でも動画の様な働きになる。
30年も前からそんな作り込みをしているエヴァンゲリオンのすごさを再確認。