下克上受験には今の教育に大切なものが詰まっていると思う

「下克上受験」阿部サダオさんと深田恭子さんのドラマ。
中卒の夫婦が我が子と難関中学の受験に独学で挑戦するドラマです。

これがなかなかおもしろい。なにがおもしろいかって、今の教育制度への皮肉がたっぷりなんですよ。

学校教育だけでは上位の学校に行けない不思議

ドラマの場面で難関中学受験の為に、学校の授業中に受験勉強をする光景があります。
おいおい・・・と思うでしょうが、これって本当にある光景。
つまり、義務教育のカリキュラムをこなしていても受験に成功しないということです。

不思議ですよね。学校教育でオール100点とっても思うような進学が出来ない。
小学校、中学校のカリキュラムって塾ありきということです。

進学にお金がかかりすぎる不思議

思う様な進学をするには、学校以外の教育が必要なわけです。
当たり前ですが、お金が必要になってくる訳です。

ドラマでも、家計をやりくりしている光景があります。
基本的に塾の月謝は高く、教材も買わないといけません。

私の周りでも家庭教師をお願いしたら、高額な教材セットがついてきてウン十万のローンとなったこともあるとか。

こんなの、ドラマの如く努力をしないと無理なわけなんです。

ということは特待枠って・・・・・

よく優良な成績の学生には学費免除の特待制度がありますが。
成績上位者といいましても・・・・。上の2つの理由を考えたらお金がないと上手くいかないことが多い。

これが一番おかしいと思うことなんですね。

本来は学問は学びたいと思う気持ちが強い人が優遇されるべきこと。
でも、実際は成績が優秀な人が優遇される。
似て非なるものなんです。

今ある教材で真剣に勉強しても、イヤイヤでも塾にいってレベルの高い内容を行っている人の方が優遇される。

なんだかんだで学歴社会なんです

有名企業は大学卒業が必須。
やりたい仕事をしたければそれなりの学歴が必要なのです。
個人的には憲法の「職業選択の自由」に反しているのではないか?と不思議で仕方ないのですが、
大卒が当たり前の企業に居て、給料からなにもかもが低い位置から始まるのは残念なことです。

 

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