体と心

サラ金のドンドンドン

どうも、私は心が弱い。どこか、ビクビクしていのだ。

何時からなのだろう。考えてみると、おそらくは幼少期の体験なのかもしれない。

私の幼少期というのは、結構、荒波が立っていた。

元々は貧しい家ではなかったのだが、親の借金で、借金まみれ。

毎日、サラ金の怖い取立のドアを叩く音が夜遅くまで鳴り響いていた。

私は布団に包まって、懐中電灯で漫画を読んだものだ。

電気を付けると居留守がバレル。そもそも、バレているのに、今を思えば滑稽だ。

おそらく、ご近所中にもその事は知れ渡っていただろう。

そんな状況だ。流行の服なんて買ってもらえない。

当時、大流行のファミコンなんて無理だ。

そうなると、友達が虐めてくる。

遊ばせてくれる友達の顔色を伺うようになった。

でも、私には顔色を伺わなくても遊ばせてくれる友達がいた。

受験でブルブルブル

中学は、修学旅行のお金をギリギリまで待ってもらった。

みんなが、流行の服で行っているが、何を着ればいいのかわからなかった。

自分の好きな服を買ったことが無かったからだ。

少し、バカにされた。

このころは、嫌な奴だったのだろう。友達と思っていた奴が同じ班にいれてくれなかった。

幸い、勉強は中の上ぐらいだったので、学力には問題が無かった。

しかし、私立にいくお金が無いのはわかっていた。

公立の受験で頭が真っ白になったときは、本当に震えた。

合格したが、2年から学費は自分でアルバイトをして払う生活になっていた。

私の通っていた高校は公立でもかなりの勉強料だったので、3年にもなると、英語の教科書は一月で1冊。

教科書代は2万円以上もした。

でも、私には心配してくれる先生がいた。

先生は厳しく「すべての先生に頭を下げてサンプルを貰いなさい」と言った。

でも、実は先生は根回しをしてくれていた。

不自然なぐらい、笑顔ですぐにサンプルを分けてくれた。

大学は、学費を出してくれる企業を探して見つかった。

お金でトボトボトボ

会社をクビになった。当然だ、高校のサボり癖が抜けなかったのだ。

自分でお金を出しているから、サボることも抵抗がなかった。

当然大学は中退だ。

実家に帰るとだれも働いていない。一時は水も止められた生活だ。

裏にショッピングセンターができるという広告を見た。

昔行っていた会社のゲームセンターの名前。

昔、世話になっていた店長の元にいく電車賃の為、宝物のヘッドフォンラジカセを友達に3000円で売り、

電車に乗って、紹介状を書いてもらった。バイト採用となった。

バイトから正社員になった。

それなりに給料をもらえるようになった。

まだ、小さかった弟にプレゼントを買ってあげられることがうれしかった。

結婚もした。

でも、父がだまされた。

私の名義で多額の借金を抱えてしまうことになった。

給料が下がっていき、生活も苦しくなる。

上司との人間関係で体を壊して入院。

でも、入院したときに、本気で「なぜ知らせない!」と電話口で怒る、友がいた。

しばらくして、会社が割り増し退職金を払うとなったので、退職して借金をリセットした。

でも、退職しても付いてきてくれる妻がいる。

でも、今はちょっとおかしい

体が動かない。

昔の病気が出てきたみたいだ。

でも、私には仲間がいる。きっとなんとかなるだろう。

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