企画の向き合い方?

最近イベントサポートの業務が多い。過去にイベントプロデュースの仕事もしていたので、そのあたりのノウハウ・・・というよりも、度胸だけが出来上がってたのだが、いかんせん古い話なので、ここ数年は鈍っていたみたいだ。
昨年は書道コンクールをやり、フォトコンテストもやったが、なんとなく気持ちばかりが急いで気が付けば終わっている印象だった。
ここのところ、色々な相談を受け、考えることで少しずつだが昔の感覚が戻ってきた様な気がする。

自分が面白いと思ったものを自信を持つ

企画をすると、あれこれと問題点を言ってくる人がいる。それでいいのだ。何故なら完璧なプランなど存在しない。もし、存在したら面白くともなんともないプランだろう。
もちろん、深刻な問題点は解決しないといけない。さすがに金無し、人無し、時間無しでは企画は成り立たない。
それを支えるのは対応策ではない。自信だ。企画が面白いと思えるのかどうかなのだ。
そもそも面白くなければ、対応策を考える前に没にすればいい。面白くない企画のダメ出しに対して対応策を考えるなんて苦行以外の何物でもない。
時に上司・先輩の命令で行うこともあるだろうが、それはそれ、修行と思えばいい。
注意しないといけないのは、面白いと思うことはポジティブであることとは違う。時に企画はポジティブな人が向いていると思われがちだが、そうでは無い。
むしろ、ネガティブな人が面白いと思う方が企画としてぶっ飛んでいることが多い。
もし、自分自身がネガティブと思っていても、これは面白いと自信を持つことが重要なのだ。

企画を実行にしたければ群れるな

実行委員会という言葉がある。もし、新しい企画を動かすならすぐにこれらを作ると失敗する。
企画というのは、憧れる仕事なのだ。〇〇プランナーなんていうとかっこいいし、プロデューサーというのもかっこいい。
前職の最盛期のころ、新入社員はみんな私のポストに憧れていたということもある。
そのぐらい、企画と聞くと「私色んなこと考られるのです」とまるで、のど自慢大会の様に人は集まる。
ただ、ほとんどの人の企画は面白くない。理由は簡単だ。どこかで聞いたことがある企画でることが多い。
日本は民主主義、つまり、多数決の文化。人が増えると無難な企画が通りやすくなる。人を集めるなら、それなりの人を集めないといけない。
それだけではない、企画が好きでも実行は嫌いという人も多い。実はこれが一番多い。アドバイザーをやりたいのだ。
なんらかの経験があればよいのだが、そうじゃない人がアドバイザーになると悲惨だ。口は出すが動かない。
こういう人は初期段階で排除しないと、動く人が振り回される。
そうならない為にも群れてはだめなのだ。

アドバイス<スタッフ<予算<利益<集客だ

イベントで最も難しいのは客を集めること。とにかく難しい。
余りある資金力があれば良いが、ほとんどのイベントはこれに苦労する。わたしも苦労する。確実な方法がないのか?と、いつも思っている。
これが出来れば、あとは利益も予算もスタッフもなんとかなるのだ。
集客というのは一朝一夕にはできない。もちろん、宣伝広告費があればそれなりの効果が望めるが、それも予算で制限が出てくる。
ということはどういうことか?簡単なことだ、集客効果のあるプランを出せる人に協力を求める。次に、利益を出せる人。予算を勝ち取ることが出来る人。人員確保が出来る人。
そして、最後にアドバイスをする人だ。しかし、いろんな会合を見てきたが、よくある光景はアドバイザーが多数、実行者数名という、まるでエヴァンゲリオンのゼーレの会議の状態。
これじゃ、実行者は疲れるだけだ。これを阻止するには、実績のないアドバイザーを入れないことが一番の方法なのだ。

とまあ、尖がるのです

好き放題書いているのですが、本音です。鈍った頭のリハビリを2年ぐらい行って出てきた答えなのです。
企画はやればやるほど尖がってきます。自分を信じないと動けないこともあります。
でも、尖がれば尖がるほど企画は磨かれ感性も磨かれる。
もうすこし尖がって企画を考えていきたいなと思うのです。

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