【音響コラム】音響チェックで困ること

ライブの音響にはなく、地域イベントの音響で困ることがある。
それはサウンドチェック。「マイクチェック、1,2」とか言っているアレ。あの時間は何をしているのかというと、次のことをやっている。
1.入力の音量の調整(適正な音量になるように調整)
2.音質からの調整(高音、中音、低音の調整をして聞こえやすくする)
ライブ音響の場合は慣れている人が多いので次に挙げる問題はないのだが、地域イベントで音響に慣れていない人の場合、ある問題がこのコロナ渦で急増した。

上記のことで非常に重要なのは”本番と同じ環境であること”
つまり、本番と同じぐらいの声量等が必要なのだ。

しかし、最近多いのが、サウンドチェックでは話し手はマスク無しだったのが、本番で張り切ってマスク&フェイスシールドをつける人がいる。これをやると音響スタッフによっては怒られる。マスク無しの声で調整しているのに、マスクをして声量が減り、フェイスシールドで声がこもる。こうなると、ゲイン(音をどこまで拾うかの設定)を上げないといけなくなり、結果的にハウリングが起こる。

ここまで書くと、話し手が悪いと思うだろう。しかし現場は音響が悪いと言い出すことがほとんどだ。
「そんなのわからない」と言う人もいるだろう。しかし、本番前に一度も本番と同じ調子でリハーサルをしないのであれば、それ自体が問題なのだ。

サウンドチェックの目的を理解してほしい
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