【コラム】司会者にお願いしたいこと

イベント関係の仕事をしていると司会者とのコミュニケーションが必要となる。
うちが司会者の手配をする場合は勝手がわかっているので気にしないのだが、そうではない場合に困ったことがよくあるのだ。今回は「司会者にお願いしたいことトップ3」として挙げてみる。

3位 進行を相談しないで

目の前にいる人に意見を求めることは大切です。でも、判断は決定できる人に尋ねましょう。
台本の内容や進行の流れは主催者やディレクターが決めること。私達に相談されても返答のしようがありません。相談できる場所にいない主催者も問題ですが、誰に相談するのかをちゃんと理解しないと、同じ質問を何度も繰り返すことになってしまいます。

2位 周りを巻き込むアドリブはやめて

言葉に機転を利かせる司会はとても魅力的です。しかし、自分以外の人を巻き込んではいけません。
音響で急にマイクが必要になる様なインタビューを始める。配信で予定していなかったカメラアングルを求める。これらは対応出来なかったら音響や配信スタッフの責任にされがちです。もし、本番で思いついたのならそのあたりも丁寧にリードできる司会を行わなければ機転は悪影響になります。

1位 リクエストは主催者に

もっと良くしたいという気持ちはとても大切です。しかし、予算というものがあるのです。
こういう機材が欲しいというリクエストをよく伺いますが、なぜ機材が無いのかというと、主催者から発注が無かったからです。そしてその理由は予算が関係しています。次はこれを持ってきてとリクエストするよりも、主催者にリスエストした方が現実的と思いますよ。

と、偉そうなことを言っているのですが、失敗しない為にお願いしたいのです。音響も配信も司会者が入る数時間前から準備をしています。その準備の段取りを変更するにはそれなりの労力がかかってしまうのです。

現場のキーパーソンは誰かを司会者の方には意識してもらいたいのです。

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