【コラム】昭和な3つの職業

平成の時代も終わり、令和になって4年。しかし、まだ昭和をひきづっている職業というものがある。
時代錯誤にもかかわらずやり方が変わらない。そんな職業が3つあると思っている。

予約時間どおりに診察が始まらない病院

待たせることが当たり前になっている病院が多い。時間予約をしているのに、そこからさらに待つ。だから、少し具合が悪くても病院には行かない。いや行けないのだ。そんな時間はないのだ。待った挙句に「問題なかったですよかったですね」と決まり文句だが、そんな結果は電話やメールで終わらせてほしい。それで十分なはず。診療時間も未だに土日は休みが多い。サラリーマンについては会社を休んで診察が必要なのだ。不便さが当たり前になっている。いや、麻痺しているのではないだろうか?大病院においては午前中しか初診を受け付けていない所もある。

営業時間が昭和から変わらない銀行

厳密には違う、最近は12時から13時まではシャッターを閉めて休憩をする銀行も増えている。ATMで十分という考え方なのだろうが、証明書等を発行してもらいたい場合、仕事の昼休憩では無理なのだ。銀行の都合というものがあるが、コンビニやお店の営業で、従業員に休憩を取らせるのでその時間お店を休みますというのはありえない。ローテーションで回せば十分なはずだ。そうでなくても、証明書の発行だけで10分以上待たせる状態なんてざらにある。銀行の収入の一つにローン商品があるだろうが、平日の日中に商談ができる会社以外の営業はいったいいつやるのだろう?土日以外が休みになっている職種はいくらでもある。

安全地帯にいる政治家

これは下手したら昭和の時代の方が気概のある政治家は多かったように思う。コロナ渦でコロナ病棟に防護服を着て視察にいった政治家はどのぐらいいるだろうか?ある地方政治家はこんなことを言っていた「政治家である以上感染してはいけない」私から言わせれば、「安全な場所に避難する」と言っている様なものだ。国民の危機に対して本気で対応している政治家はどのぐらいいるのだろう。大阪府に至ってはコロナ渦の中でわざわざ住民投票を行った。莫大な予算だ。
平成から令和に至るまで政治はファッションになってしまっている。町おこしのイベントばかりを注目。やる気だけで乗り切ろうとするファッション化だ。本当に危険な場所で先陣を切れる政治家は少ない。

これらの3つの職業は、その職業に就いている人を否定している訳ではない。人によっては新しい仕組みを作ろうとしている。ただ、一般論と思っている。はっきり言って時代遅れだ。病院はIT化を進めるのであれば、時間どおりの診療をしないと忙しいビジネスマンは通ってくれない。銀行は顧客が望む時間に営業をしなければ預金は投資会社に取られるだろう。政治家は市町村合併が今後進んだ場合、最前線にいない議員は役立たずと言われるだろう。

進化論にのっとって言うなれば、「変化できるものしか生き残らない」それだけだ。

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