プロカメラマンやフォトグラファーと呼ばれる人、いや、自称する人って山程いる。
その中で確実に仕事を得ている人ってどのぐらいいるのかな?って考えてみると。
そんなにいない
世の中では結婚してはいけない3Cなんて言われている。
そのぐらい厳しい世界。
私はカメラマンの肩書も一応持っているのだけど、プロとアマチュアの違いはこれかな。って言うのがある。それは基礎知識だ。その中でも色の知識が乏しいカメラマンが多い。
あと、DTPデザイナーでも色の知識が乏しい人が多い。
おさらいしておくが、色の表現方法は大きく2つある。
電気信号を代表とするRGB、印刷塗料を代表するCMYKだ。
この2つは、同じ色を表現できるようでできない。RGBで表現できても、CMYKでは表現できない色があれば、その逆もある。実はディスプレイごとに表現できない色の範囲というのが決まっている。
ADOBE RGB97%なんていう表記がそれだ。もちろん、これが高ければ高いほど高額になる。
さて、お気づきだろうか?
カメラは光学なのでRGBである。
それに対して印刷はCMYKである。
つまり、カメラで撮影した作品を正しく印刷させるにはそれなりの知識と機材が必要なのである。
その知識は基本中の基本。
ただ、フィルムカメラマンの場合こういうことは感覚でするのだが、今やデジタルの時代。
こういった知識がないと本当のプロのしごとができない。
こんなことがあった、プロのDTPデザイナーがこんなことを言ってきた。
「iPhoneの色に印刷物を合わせて」
ド素人にもほどがある。
その道で仕事をするなら基礎知識は後付でもいいから勉強をすることが大切だ