苦手な人というのは、誰でもいるもので。
私の場合、TAKERが苦手なのだ。 TAKER というのは、自分のメリットをとにかく押し付けてくる人。
メリットというのは、報酬、待遇、時間等だ。
苦手なので、なるべく関わらない様にして、フェードアウトする。
何故かというと、無責任な人が多いのだ。相手のメリットに見合わないことが多い。
大阪という地域は「言うのはタダ」という文化があり、試しに言ってみるというのがある。関西圏外の人が嫌がる「値切り」の文化もこれだ。私も大阪の人間だが、正直、この文化は苦手である。
断ると「企業努力が足りない」だの「他店に負ける」と怒り始める始末だ。
私も言うことがあるが、自分がそうなりたくないので、あまり強要しないようにと心がけている。
かっこつけていると言われたらそれまでだが。
私はGIVERから仕事はスタートする。相手に対して何ができるのか?そこがスタート。
なお、冗談でしつこくTAKEを求められたら、説教を始める。
私は駆け引き上手な訳じゃない。私のお試し期間と思っている。
駆け引きするほど賢く仕事はできない訳なのだ。賢くできないのであれば、正直に行うだけ。また、口でいい事言っても、信用はしにくいと思うので、実際にやってみた方が分かりやすい。
うちの業務で音響やデザイン等は初回依頼はそうしていることが多い。
もちろん、甘い汁を狙う人もいる。でも、そうじゃない人の方が多く、広がるのだ。
類は友を呼ぶのだ。TAKERの周りはハイエナの様な同業ばかりの印象があり、常に枯渇している。仕事や客を取り合い、常に戦っている。値段競争になったりと、とにかく気が休まらない。そういった人を大切にしても、疲れるだけである。
GIVERの周りにはGIVERが集まる。
自然と客が集まってくる。それは、紹介という最も理想的な方法で集まるのだ。
また、同業からの紹介もある、GIVERは依頼者の最大の利益を考えるため、同業に紹介するのだ。
でも、GIVERというのは中々大変なもので、基本的に助けを求められたら何とかする。
困り果てている依頼者、予算がない、納期が短い等の様々なな問題がある。でも、そこを何とかするのがプロなので、予算が無いなりの方法を一緒に考える。デザインの場合は、原稿を作ってもらう、校正は一度だけ、全体デザインはお任せ等。音響の場合は、人手を用意してもらう等。
精神論みたいだが、手ごたえは感じている。
仕事がうまくいっていない人や、信頼関係が築けていない人は、自分はどちらかを見極めてみてはどうだろうか?