意外としらないデザインの話(色の話その1)

2016-07-15 21.50.17モニターの調整をやっています。何の調整かというと、「色」を調整しているんです。
どうして調整しないといけないのか?それが意外と知られてないんですね。
デザインの作成ではこれが結構重要。

絶対的な色は意外と無い

調整しなくても、赤も出れば青も出ます。ただ、その色味がすべてのモニターが同じかというとそんなことは無いんですね。パソコンを売っているお店でモニターを並べたら、微妙に色が違うと思ったことはありませんか?青っぽい白と黄色っぽい白の違いというのは結構分かりやすいかと思います。それを決められた基準で合わせる。それが調整なんですが、一般的にはカラーキャリブレーションと呼んでいます。モニター毎に調整を行えば、すべてのモニターで同じ色が出るようになるのです。

 専用の機械が必要なんです

専用の機械で計測をかけるのですが、それが、画像の状態なんですね。
簡単にいうと、画面をスキャニングして、パソコンが思っている色が正しく出ているのかを計測する訳です。まあ、普通にパソコンを使っているぐらいなら、気にする必要はありません。
ただ、モニターの色は毎日変わっていくので、目が慣れて劣化したことが分かりにくいと思います。

液晶モニターの仕組み

液晶モニターはモニターの一番奥に白い半透明の板があります。
そこに光を当てて、液晶モニターを光らせているわけです。その板の前に画像を映し出す板があり、それで画面が表示されています。昔のモニターはその光は蛍光灯の様なものでした。その為、劣化すると黄ばんできたため、モニターは黄色くなっていました。最近はLED化されているので、その劣化がすくないのです。ちなみに、モニターの故障の大半はその蛍光灯の消耗です。

実はこの作業はプリンターでも行わないといけないのです。
それはまたの機会に・・・。

 

 

タイトルとURLをコピーしました