【コラム】信用を失っていた過去の自分

仕事をしていると信頼と信用というのは非常に大切なワードだ。

今はある程度取引先に信用してもらっているので仕事を頂けているのだが、私が会社員だったころには、まあ、信用も信頼もなかった。今思い起こすとなまいきな奴だった。

担当業務でちょっといい気になっていた私は、花形事業に抜擢された。
テーマパーク事業部で、各メディアが注目するイベント企画の担当だ。

売上を上げられると思った私は思い切り出鼻をくじかれた。
相手は社外だったのだ。文化が全く違う。私の成功例などちっぽけなものだった。

担当している店は改装中だが営業をしていて、客集が激減だった。

叱られた。
邪魔者にされた。
無視された。

でも、仕事場には私一人みたいなものだったので孤独な状態。

同僚は少し病んでいた。

その後、私は信用を得ることができたのだが、何をしたのか?

ひたすらビラ配りをしていた。声を出して、大阪の中心地でビラを配っていた。
生の声を聴きたくて、会社に内緒で飲み会にも参加していった。もちろん自腹だ。
腹を割って話したかったのだ。

その中で学んだことがあった。

信用は計算じゃ作り上げられない。1+1を行うだけ。
まず、自分にできることをできる範囲でいいからやってみる。有言実行は絶対。

シンプルに行う事が信用の第一歩だ。
はじめは疑いの視線もあるだろう。でも、視線を向けているということは、挽回もできるということだ。

独立してからも、はじめの数年は自分を大きく見せようとしていた。
でも、さほど効果は無かった。
自分を見つめなおして自分のできることを確実に行う方が、周りは大きく見てくれるという不思議を感じることがある。それが今だ。

#TooMoe

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