自己満足にならないこと

とかくイベントでは関係者が増える。
その関係者は仲間意識を持つことになるのだが、それが内輪ネタになってしまうことがある。本人はそのつもりがないのだが、エスカレートすると自己満足のイベント。そう、やることが目的のイベントになってしまうのだ。そうならないために気をつけておくことはさほど難しくない。

気をつけることは、誰がお客様で、そのお客様にどういうものを提供して、どう思って帰ってもらいたいのかを考えているのかどうかなのだ。

誰がお客様なのか。来場者がそうだと一般的にはそう言うだろう。しかし、中には来場者ではなく、スポンサーや来賓者に意識が向いていることが多い。もちろんないがしろにはできないが、一番のお客様は誰かという点を忘れてしまうのだ。大きなイベントになると政治家のためじゃないのか?と思うことも度々ある。誰がお客様なのかをしっかりと理解する必要がある。

また、何を提供するのかという点でも、ふわふわしていることが多い。作業に追われて何も提供できていない、ルーチンワークをこなすだけになることも少なくない。忙しい場合はそれもしかたないが、多くのイベントでは、楽しさや感動が提供するものだ。それを台無しにするような言動というのは徹底的になくしていかなければならない。

どう思って帰ってもらうのか。もちろん、楽しい気持ちで帰ってもらうことは重要なのだが、もっと具体的にしてほしい。どう思って→応援者になりたい→グッズや寄付→次回再来店。という流れを意識してもらいたい。つまり、気持ちよく帰ってもらうなら何らかの支援をしてもらうことをゴールにするのだ。

これら3つが頭に入っていれば自己満足にはなりにくい。

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