ゲームネタ「ゲーム基板の話」

まず、言っておく。
ゲーム基板だ、基盤ではない。これはナムコの昇級試験の漢字問題で本当に出たのだ。
まあ、それは問題じゃない。

ゲーム基板というのはなかなかロマンのあるもので。収集家もいるほどだ。

ゲーム基板を交換することを業界用語で「改造」という。
改造といっても、実際は大きな基板のユニットに筐体の大きなコネクターを1つ2つ差すだけ。
あとは、ボタンをゲームに合わせて増減させるだけだ。

じゃあ、なんで改造というのか。
それは、統一規格が出来る前までは筐体のボタンの線やお金を入れた線をマニュアルに則りはんだ付けをしていくという、まさに筐体を改造していたの名残。
統一規格ができるまでは、技術者の仕事だったのだ。

統一規格はコネクターに流れる信号を決めていて、+5V(基板のメイン電圧)+12Vカウンター等を動かす)画面用のRGBの信号、音声の信号、レバーの信号、そしてボタンの信号で4回路だ。これが1Pと2Pそれぞれに割り振られている。

統一規格のJAMMA規格

ここでん?となった人もいるんじゃないだろうか?ストリートファイター2は6ボタンである。どうするのか?基板から追加コネクターがあり、そこにボタンを接続するわけだ。この規格により改造の作業は飛躍的に簡単になった。が、そんなことをお構いなしにするメーカーがいた。

セガだ。

セガは独自規格を貫き通してきた。だから、アーケードゲームではセガのビデオゲームは中々無かったと思っている。改造したくないのだ。その改造したくなかったこともあり未だにそのままにしているゲームがある「テトリス」だ。それなりの売上があるのなから、改造せずに放置したいのが本音だと思う。私だってそうする。めんどくさい。

テトリスの基板、変換ケーブルが無いと接続ができない
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