双極性の話:鬱との違い

知り合いがそうなったので忘れない様に忘備録。

双極性障害。聞きなれない言葉というか病気?

双極性障害はもともと躁鬱(そううつ)病と呼ばれていた病気。その名のとおり、躁(元気で活動的な状態)と鬱(不安で活動できない状態)を繰り返す病気だ。ここで勘違いされるのは双極性障害というのは、鬱病の一種と思われること。実は違う病気。気分障害には変わりはないのだが。治療や薬の処方が違うらしい。つまり、まったく別の病気なのだ。ちょうど、風邪とインフルエンザは同じ様な症状でも、治療も薬も違うのと同じだ。勘違いされるので、躁鬱病から双極性障害と呼ぶようになったらしい。

じゃあ、どう違うのか。字の通り躁(元気な状態)がある。「いいじゃないか」と思うかもしれないが、元気にもほどがあって、ハイテンションになりすぎるのだ。人間ハイテンションになると、どうなるのか?酔っぱらった人を想像してもらいたい。自分の制御が出来なくなって、呑みすぎ、散財、もしかしたら、ドラマのワンシーンの様に朝起きると見知らぬ女性とベッドで一緒ということもあるかもしれない。つまり、自分を見失ってしまう可能性があるのだ。鬱は引きこもりがちになるのに対してアクティブになる。ひどい時は「私は神」と、芸人のネタの様な思想を持つこともあるらしい。

双極性は気分に波がある。波は誰にでもあると言われるだろうが、その波の落差が激しいのが双極性。治療はその落差を小さくすることが目的。ちなみに鬱の治療は波の底上げなので、それを双極性の治療でやってしまうと、超ハイテンションになることもあるので、鬱の時にしかそういった治療は行わないそうな。

見た目にはわからない障害。

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