【コラム】打合せの場所選び

先日、うれしい食事を行った。スタッフに接待してもらったのだ。
落ち着いた場所でゆっくりと話をしながら、食事をする。とても、素敵な時間だった。

この接待という文化はおそらく日本発症じゃないだろうか?その大元は茶道と考えている。茶道は客人をもてなす道。客人に合わせて、部屋のしつらえを考える。掛け軸、花、部屋から見える外の風景。場合によっては、その風景にある植物の葉まで拭き掃除するそうだ。そのもてなしの気持ちが日本人ならではの心配りと思いたい。

その中で、出た話に「どこに行けば学びになる人に会えるのか?」というニュアンスのものがあった。昔読んだ、好きな作家の里中李生氏の本を思い出した。

里中氏は、競馬氏であり写真家であり作家。家族公認で愛人がおり、その作風は中々過激だ。作品のテーマは「一流の男」とまあ、今の世の中に少し挑戦的なものである。なお、現代の人で今も執筆をつづけられている。

ただ、その中で言っている事については私も「元々」実践していたり、考えていることがあり、あながち偏っていないと思っている。

例えば、「一流になりたければファストフードやファミレスにいくな」だ。

こう書くと、バッシングが来る。まあ、そうだろう。でも、打合せで「ファストフードの100円珈琲を飲みながら」「ファストフードのドリンクバーを飲みながら」ということは、多くある。私は、気にしないのだが、周りが騒がしく、落ち着かないことが多い。個室でなくても、静かなお店で打ち合わせをすることが効率的だと思う。

でも、学生のうちはそれでもいいのだ。お金がないのだから。それが社会人になり、場合によっては独立しているのにも関わらず、ファストフードが会議室というのでは芸がない。せめて、自分の活動範囲の中でおちついて打合せのできる場所ぐらいは確保しておいた方がいい。

私は一流になれるとは思っていないし、そもそも、その定義は何か悩んでしまいそうだ。

しかし、すばらしい接待だった。

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