プレゼン屋が若手アーティストにこそ伝えたいこと

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(写真は友人の東郷誠さん http://www.togomakoto.com/ )

縁があって、若手ミュージシャンと知り合うことが多く、元々音楽好きなので、ストリートも含めたライブに足を運ぶことがあります。その際に残念と思うのが、曲名を伝えるタイミング。些細なことなのですが、大切なこと。
これをプレゼン屋として解説してみようと思います。

よくあるパターンは曲名を伝えてから曲

それでは次の曲◯◯です。聞いてください。

よく見かけるパターンです。メジャーアーティストのライブでも良くあります。曲名を先に言うと、観客が盛り上がって、その曲の準備につながる。アーティストによっては、グッズを準備することもあります。
盛り上げる為の曲紹介は、曲の始めに行うのです。

ただし、落とし穴は、ファンで無い限り曲前の紹介は、曲が終わった後には覚えて無いということ。
気に入っても、その曲名を覚えて無い。

これでは、感動しても、曲名がわから無いので、FMラジオでリクエストもできないし、CD検索もできない・・・。

では、曲の後に案内する場合

今の曲は◯◯でした。どちらかというとFMラジオのパソナリティが話すような伝え方です。曲の余韻が残った上で、曲名を伝えるので、確かに分かりやすい。
しかし、その反面。歌い手側は曲に入りづらい。観客とすれば、いきなり曲が始まったような印象にもなる。
曲によっては、演出や前振りがやりにくくなる。

聞き手もどんな感じの曲なのかを知りたい。知らない曲でも、ノリの良い曲なのか、しっとりと聞く曲なのかで聞き方がかわるものですから。詳しい内容までとはいかなくても、さわりぐらいは知りたいもの。

プレゼン的にどっちが正解なのか?

早い話が両方ともに行えば良いのです

前振りで、曲のストーリーを説明しておいて、曲が終わった時に、もう一度曲名をいえば良いのです。

それだけなのです。何も難しいことではありません。

でも、曲に感動を覚えた方がいれば、曲を作った経緯などは曲の最後にお話をすればより効果的。
聞く耳を持っているのですから、すんなりと頭に入っていくでしょう。

もちろん、そのタイミングで購入の方法をご案内するのも忘れずに。

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