講師を行っている人に伝えたい事

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私はプレゼンの指導と支援(デザイン物の作成等)を請け負うのが仕事。
当然、依頼があれば講師も務める。そこで問題なのが、平気で人の講座を盗む人がいるということだ。

講座をパクってはいけません

著名な人の講座を受けると、その講座の内容をそのまま使って売上を得ようとする。

今、そういう講師が多く、時には権利についての訴訟に発展することもある。知的財産というのは、非常にデリケートなものだ。
音楽コンテンツを購入して、コピーして販売すると、値段にかかわらず違法ということは誰でもわかる。
セミナーコンテンツも同じ。聞きかじったことで自分の物の様に扱うのは非常に問題なのだ。

しかし、そういうことを平気で行う人が多くいるのも事実。知識を盗んでいる自覚がない。また、人に教えるという意味を理解していないのだ。
そういう人が良く言うのは「お値打ちで・・・・」という言葉。当然だ。人の講座を盗んでいるのだから安価で作ることができる。

生みの苦しみがあるのです

ちゃんとした講座を行う講師は、そのコンテンツを作り出すのに、時間と労力を費やしている。
場合によっては、常に改良を行うので、必要な労力は果てしない。常に努力を行っているのだ。

今、下町ロケットというドラマがやっている。
苦労して開発したエンジンの特許を、コズルイ企業があたかも自分の特許の様に扱うというもの。
このやり方なら、開発費を削減することができる。ただ、それが広く知られた時はその企業のイメージは取り返しがつかないほど地に落ちる。
人の考えた物や知識を勝手に使うということはそういうことなのだ。

セミナー泥棒は時間泥棒

しかし、最近は知識や技術を持つとセミナーを行う傾向が強い。

もし、自分の講座にしたいと思うなら、その講師に相談をし、必要であれば費用をかけることだろう。
それができないのなら、人望と訴訟に応じた違約金を用意しておく必要がある。
それぐらいのことを行っているのだ。知識というのは、物を盗むよりもタチが悪い。
なぜなら、盗むことでその人の人生の経験を盗んでいるのだ。

盗んだものをプレゼントしても相手は喜ばないものです

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