まちおこしイベントはたくさんあるのですが、その昔、イベントプロデューサーの経験を思い出すと、商品やイベントを伝えるのに大切なのは、「いかに否定的で客観的に見るのか」という目なんです。ある意味、ひねくれて企画を見ればその穴が見えてくるのです。
今回は、その穴の見つけ方を伝えていきましょう
自分の町を否定的に見る
町おこしイベントは、他の地域から自分の地域に足を運んでもらうことが目的ですよね。ということは、よほどのことが無い限りは、振り返ってもらえないのです。否定的な目で見ても評価できる名物があれば、非常に強い武器になるでしょうね。
歴史ある○○はいったん忘れる
極論を言えば、日本の寺社仏閣のほとんどには歴史があるわけなのです。重要なのは、その歴史にどこまでの価値があるのか。伝説があったり、万葉集といった文献に乗っているのか。また、縁のあるビックネームな歴史上の人物があるのか?そこが観光客のそそるところ。
その上で・・・・・
徹底的に褒めちぎる
否定的なことを洗いざらい行えば、あとは徹底的に良いところを見るけるだけです。実は、これを行うことで、嫌な質問が来てもしっかりと返せる様になるのです。少しでも良い点が見つかれば、徹底的にその根拠を洗い出す。そして、そしてその点を伝える。
下げてから上げるのが企画の原則
単純なことです。肯定的に見てくれる人は来てくれます。どっちでも良い人や否定的な人へ何を伝えるのかをしっかりと行えば、来ていただける方が増えるだけなのです。大抵の方は興味もさほどない人。そういう人へのアプローチが基本なのです。
私が会議ワークショップを行う時は、もうひと工夫を行いますが、基本的にこのルーチンで町の客観的な想像図はできるものですよ。