講演を依頼された方に伝えたい3つのこと

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大阪知事、大阪市長ダブル選挙が始まりました。

選挙が始まると行われるのが候補者の講演会。政治家だけでなく、先生や講師業をなさっている方や、何かの知識や技術を持っている方が壇上にて講演を依頼されるいうことは珍しくありません。
そして、私に問い合わせがあるのです「何を話せばいいのでしょう?」と。
大体は30分ほどの時間がありますので、思い付きでお話しするには、中々の長さなのです。

そんなときのアドバイスが3つあります。

参加者がその講演会に参加したきっかけや方法を知ること

どこで集客をしたのかがわかると、おおむねの参加者のタイプが見えてきます。
その参加者が講演で何を期待しているのかを考えることです。

なんとなく参加という方も多くいることもあります。
そういう方でも「何か新しい発見」というきっかけがあるのです。

きっかけを知り、そのきっかけを満足させれば、成功に近づきます。

参加者の心の声を代弁すること

講演は一般的に一方通行で、対話ができない。これが曲者で、対話型のプレゼンなら、相手の集中力を質問などで持たせることができるのですが、講演会ではそうはいかない。
そうして、面白い話をして注意を引こうとするが、スベってしまって台無しになる。これまたよくあること。

そういう時は相手の心の本音を口にすることです。

「こんなこと言っていても、”何きれいごと言っているのだ”と思っていますよね。」という感じで、相手の否定的な本音を口にすることで、集中力が増します。
重要なのは、自分自身に対する否定的な意見であること。他の団体や個人に対しての意見ではありません。
その場で口にしにくい言葉を話すことで、疑似的な対話方式になります。

1つ目のきっかけをしれば、この心の声は見えてくるのです。

時間を守ること

制限時間を守ることです。日本人は待ち合わせの時間は厳しく守るのに、スピーチの制限時間を守らない。
実は世界的にそう思われているそうです。確かに、そのとおりでしょう。

3分間スピーチを平気で10分以上話す方がたくさんいらっしゃいます。

どんなに良いお話しでも、60分と決められたら、60分以内で収めることが礼儀です。
プレゼンの制限時間は、着陸滑走路です。短く終わったら、徐々に終わらせれば良いのですが、オーバーランをしすぎると事故になります。

制限時間に終われる様な構成を用意することが重要なのです。

講演はある種のパフォーマンス。参加者を満足させないと成功はありません。

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